コラム
血液の循環速度は？ ～新座市 朝霞市 富士見市の整体～
人間の体は約7割～8割が水分です。
体内ではよどみなく血液が循環しています。
血液は心臓のポンプ運動により加圧されて、動脈を通じて全身に送り込まれています。
さらに毛細血管に達すると細胞へ栄養分と酸素を受け渡し、再度毛細血管から静脈を
通じて心臓へ戻ります。
これは例えると、宅配便などで荷物が家庭に届けられるのと、ある意味似ています。
つまり、環７や環８などの大きな幹線道路（＝動脈）を通じて、細かな街路（＝毛細血管）
に入り、各家庭（＝細胞）に荷物（＝酸素や栄養）が届いている、という訳です。
ところで、人間の血液循環の経路には①肺循環と②体循環の2経路があります。
①肺循環
②静脈⇒心臓⇒肺動脈⇒肺部毛細血管⇒肺静脈
②体循環
①肺静脈⇒心臓⇒動脈⇒肺以外の全身⇒末梢部毛細血管⇒静脈
では、この経路において血液はどれくらいの速さで体内を循環しているのでしょうか？
血液の循環は場所や部位によって大きな違いがあるものの、一番早いのは大動脈で
毎秒約45～55ｃｍの速さで循環しているそうです。
次に早いのが大静脈で毎秒約15ｃｍ。毛細血管は毎秒0.05ｃｍだそうです。
なお、人間の全血液量は体重の約13分の1で約8％だそうです。仮に100ｋｇの体重の人
だと約7.6リットル、50ｋｇの人で約3.8リットルの血液が体内循環しているという事になります。
血液は約1分間で全身を循環し、その5分の1が肺循環に、残り5分の4が体循環に費やされる
時間だそうです。
ちなみに全血液量の約5分の1を失ってしまうと出血多量によるショック症状に陥り、3分の1
を失うと死に至ってしまうそうです。何かこわいですね!!
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