「親知らず」は何であるのか? ~朝霞市 新座市 富士見市の整体院~
数年前、私は「親知らず」数本がいっぺんに生えてきてしまい、歯並びがガタガタに
なってしまいました。
一般的に歯茎の炎症、虫歯の発症、歯並び悪化など様々諸々なトラブルを招く
といわれる「親知らず」。これは一体、何のためにあるのでしょう?
そもそも「親知らず」とは、大人に成長し、親元を離れてから生えてくる歯、という
ことでこの名前が付けられたそうです。
人間の歯は成長するにつれて乳歯から永久歯に生え変わりますが、件の「親知らず」
は一般的に10代後半~30代にかけて生えてくる最後の永久歯のことです。
正式名称は第3大臼歯、別名、知恵歯(ちえば)や智歯(ちし)とも呼ばれるそうです。
いわゆる原始人、古代人のある段階において火を使うようになり、料理のようなものを
始めるようになると、加工されたものや柔らかいものを食するようになってきました。
そうこうするうちに、顎が退化を始め、次第に上顎骨、下顎骨ともに薄く、小さく変化して
いきました。そのため、最後に「親知らず」の生えてくる順番が来た時には既に出てくる
場所がない訳です。スペースのない場所に無理に生えてくるものですから圧迫や痛み、
炎症等を誘発することになってしまう訳です。
ですから、正直、「親知らず」には特別な意味や役目は特にないのです。
ある意味、「親知らず」を使用していた原始人と「親知らず」×4本の無い現代人の関係は
オオカミとイヌのような関係になるんじゃないでしょうか?(ちょっとわかりづらいか?)
オオカミが家畜化され、飼いならされていくうちに独特の進化を遂げていったイヌ・・・。
実際、歯の数や爪の数がオオカミに比べて少ないそうです。
とはいうものの「親知らず」4本が虫歯にもならずそのまま使用されている方もいらっしゃ
いますが、それは原始的という訳ではありません。むしろ「親知らず」の生えるスペースの
ない方々の方が退化してるのかもしれませんね(笑)
私は歯並びと背骨のアライメントは微妙に関係しているように思っております。歯に矯正
器具を装着してから腰痛が始まったとか、顎がガクガクいうようになった・・・・という方々
も多いんじゃないでしょうか?
かく言う私も、歯の矯正が完了してから、なぜか腰痛が多発するようになってしまった
ことがありました。皆さんはどうなのでしょう?
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