香りや匂いの不思議
香りを嗅ぐことで心身をリラックス・解放させるアロマセラピーは中々、人気があるそうです。
特にメニューや看板に謳っていなくても、室内の香りに気を遣う治療家の先生はかなりいます。
そもそも匂いとは、鼻の奥にある嗅細胞の表面上にある嗅毛が匂いの分子をキャッチし、
それが神経を通じ電気的信号となって脳内(大脳辺縁系)に伝わったもののことです。
脳内の大脳辺縁系は本能的情動を司り、記憶や感情とも深く&密接に関係しています。
そのため、心地よい香りややすらぐような
香りは過去の楽しかったことや嬉しかったことの
記憶を呼び覚ますということにも繋がってくる訳です。
例えば、香水の匂いで好きだった人の
ことを思い出したり、強烈な汗臭さで
部活動できつかった時のことを思い出し
たり・・・・等々です。
よくありませんか?あのラーメン屋の坦々麺の香りを嗅ぐとは、何故だか高校時代の文化祭を
思い出す・・・みたいなこと(笑)。
こう書いていると、ある匂いで、タイムスリップ能力が発動して・・・・云々という小説(映画、ドラマ、
アニメにもなってますね!)、筒井康隆原作の『時をかける少女』を思い出してしまいました(笑)
ところでアロマセラピーは免疫力や自然治癒力を高める効能もあると言われています。
これは心がリラックスすることで、ストレスの要因なくなるためなんだそうです。
また、リラックスすることで副交感神経が優位になって、体内の様々な修復力が増大するから
なんでしょうね!
逆に不快な匂いはストレス物質を増大させてしまいます。
他の感覚細胞と比較して嗅覚細胞はとてもとても疲労しやすく、特定の匂いを嗅ぎ続けると、反応しなくなって
しまうそうです。家なんかにも独特の匂い(その家庭の匂い)がありますよね!住人はその匂いに反応しなく
なって気づいてませんが、他人はその家の匂いに敏感に反応してしまったりします。
◎◎の家って、猫臭くねぇ・・・ △△さんの家って玉ねぎっぽい匂いがするんだよね・・・・・etc
でも、しばらく滞在してると不思議と気にならなくなったりしますよね! 嗅細胞が反応しなくなってしまったんでしょう。
匂いや香りって本当に不思議ですよね!