何で喫煙は難しいのか?
ここ数年で喫煙者も随分と減っていったんじゃないかと思います。
私も喫煙者の一人です。タバコがやめられないのではありません。やめる気がないのです。
そういえば、今はそうでもなくなってきましたが、治療家と武術家は本当に喫煙者が多い
というのを知ってましたか?
もはやタバコは高級嗜好品、家計がどうの、小遣いがどうの・・・と言ってあきらめていく輩が
多い中、タバコ位、吸い続けられる身分でいたい(笑)と思ってしまうのは私だけでしょうか?
そういう私もたまに短期禁煙をします。長い時でも3ヶ月くらい。これはより美味しいタバコを
吸うために敢えて自分に課すのです(笑)
さて、ヒトが記憶をする時にアセチルコリンという脳内の神経伝達物質が大量に分泌される
そうです。
この物質に脳内の『受容体』が反応し、結合することで、記憶という行為がなされます。
このアセチルコリン、分子構造がニコチンと非常によく似ています。
そのため、タバコを吸って体内に取り入れたニコチンをこの『受容体』がアセチルコリンと勘違い
して結合し脳に働きかけるそうです。
ニコチンはアセチルコリンよりも長く『受容体』と結合しているため、アセチルコリンよりも強い
刺激を脳に与え続けてしまいます。
この影響でドーパミンなどの脳を活性化させる物質の働きも活発になります。タバコを吸うと
脳が刺激を感じるのはどうも、このためのようです。
しかし、タバコの常用化は『受容体』の感度をドンドン下げてしまいます。
そのような時に禁煙をしてしまうとアセチルコリンが『受容体』と結合しにくくなり、これが
イライラや集中力低下につながっていくのです。
確かに、1ヶ月禁煙を実施してた時、本を読んでも中々、頭に入らなかったような
気がしました。気のせいですかね・・・・。