コラム
何で歳を重ねると筋肉痛が遅く出るの?
筋肉痛の原因は2種類あるそうです。
1つ目は肩こりや疲労同様、筋肉に乳酸が溜まって起こるもの。
この場合、時間が経つと、乳酸は酸素によって二酸化炭素と水に分解され、
数日経つと痛みは消えてしまいます。
2つ目は筋繊維の損傷よって起こるもの。
筋の縮む方向と逆方向に伸ばされたり、行われる運動がいつもより激しい
場合など筋繊維が傷つき、炎症をおこしてしまうことで生じます。
若い時は運動直後か翌日に筋肉痛が出てきますが、歳を重ねると痛みが
出るのが翌々日になったりします。これは加齢とともに新陳代謝が衰えて
筋肉の再生活動が遅くなっている証拠です。
わかりやすく言えば、工事作業に入るのに、やれ、あのタンパク質が足りない、
この物質がまだ調達できないが・・・・etcと、準備期間にやたら時間がかかって
しまい、中々修復工事作業に入れないで二日遅れ・・・みたいな感じです。
筋肉痛の予防には日頃から軽めの運動が効果的なようです。
また、実際、筋肉痛が出た時などは強く揉みほぐしたりすると(痛気持ちはイイが)、
傷ついた繊維をさらに悪化させる場合もあるそうです。
関節を緩めるモビリゼーション系手技、ゆらし系手技などがよいのかもしれません。