セミナー要点メモ(PALMSフルスパイン頚椎)
PALMSフルスパインセミナー(頚椎編)を再受講してきました(@目黒)。
以下、自分自身の座学的復習も兼ねて以下にまとめてみます。基本的には専門書に書いてあるようなこと
ばかりです。
ただ、カイロプラクティックは座学的知識と実際の技術を噛み合わせた上で多くの経験を重ねていかないと、
中々使いこなしていくことはできません。
インディケーターをクリアしていくシステム式メソッドカイロ(SOT アクティベータなど)は上記のくくりでは
ありませんが、やはりカイロとして重要なのはスラストだと思っています。
基本的な部分は本やノートを繰り返し読んだりしてるものの、まとめたり、書いたりという作業が、より自身の
理解を高めていくものだと思ってますので、敢えて自分自身のためにまとめてみます(笑)
Subluxationの条件
①Posterior・・・・・・・・・・・X-ray, Static, Motionにて
②Fixation・・・・・・・・・・・・Motion Palpationにて
③神経炎(神経症状)・・・ナーボスコープ、Static palpation、神経学的テスト(筋力テスト)にて
以上の三つが揃ってなければ矯正はしない。
脊髄圧迫
・脊髄圧迫は上部頚椎に多くでる。まれにC6辺りに見られることもある(頚膨大の部位ゆえ)。
・下部頚椎を矯正し頚椎の後弯を正しくすることで後頭骨下補正作用によるナーボスコープの針の振れが無くなる。
・脊髄圧迫は後頭骨~腰椎のどの部位にも起きる可能性がある。
・腰椎辺りでナーボスコープの針が大きく振れる場合、上部頚椎に脊随圧迫が存在する時もある。
・脊髄の前方1/2は副交感神経繊維でできており、後方1/2は交換神経繊維でできている。
・脊髄圧迫が最も多く見られる場所はC1(アトラス)である。
・アトラスサブラクセイションでの脊髄圧迫は例え側方変位で圧迫が生じてなくても、その側方変位の反対側に
圧迫が起きる。
・アトラスリングの内部は側方変位の反対側の方が脊髄に近くなる。
・例えばアトラス右前方変位による圧迫があると、腰部右側の筋肉が弱化→右側湾(左側屈)。
・脊髄圧迫があると決めてかかり、ナーボスコープの片側のみだけ当てるやり方だと発見しやすい。
C1の回旋と迷走神経
左右の迷走神経は頭蓋底から出てくるが、C1のTP付近を通るため圧迫を受けやすい。そのため重大な
影響が広範囲に及ぶことがある。これは迷走神経が内蔵に広く分布しているため。
C1の左軸転(ASRP ASLA)は左迷走神経に
C1の右軸転(ASLP ASRA)は右迷走神経に 影響をおよぼす。
◎C1アジャストをしても糖尿病にはあまり効果を発揮できない。
あとは実際の矯正のやり方の実技、実習でした。
AK(アプライドキネシオロジー)的やり方での椎骨変位の見つけ方など・・・。
ex.
患者仰臥位 舌を出して左に向けてもらう(目を開けさせ呼吸は止めさせない)。
インディケーター筋が弱化→左後頭骨の上方変位
ex.
右C1のTP部分に右手示指を触れてもらう→インディケーター筋が弱化→右C1の側方変位(右患側)?
次にC1のTPを前から後ろへ→弱化→前方変位?
続けて、患者に伏臥位になってもらう。
足の長さを見る(右側が短い可能性)→患者に顎を引いたり戻したり→より短くなったり、長くなったり→C1右患確定
※足が短い側にC1は側方変位する。
他にリコイルを使ったC1の矯正などをやりました。結構、膨大な量で再受講といえども満腹状態でした。
昼休み時間に妙にラーメンが食べたくなってしまい、結構ガッツリいきました。
ふぅ~、それにしても今日は疲れた。