ストレートネックについて
THS(トータルヘルスサポーターズ)共有ブログになります。
今回のブログ作成者は たかQカイロプラクティックセンター 高久和巳先生です。
首は重い頭を支える重要な部分です。そのため、首の骨は頭の重を分散させ、様々な外部からの衝撃などを吸収するために、緩やかなカーブを描いています。
そのため首が緩やかに前にカーブしている状態が正常な状態なのですが、何らかの要因によって、首がまっすぐになってしまった状態をストレートネックといいます。 この生理的カーブが失
われてしまうと、重い頭を筋肉で支えなくてはならなくなり、以下のような症状が現れやすくなります。
• 頭痛
• 肩こり、肩のハリ
• 首痛、首のハリ、首を動かしにくい
• 上を向きにくい
• めまい、ふらつき感がある
• 手にしびれがある
• 寝違いを繰り返す、マクラが合わない • 吐き気がする
• 自律神経失調症
• 猫背
上図を見ていただくとわかりやすいのですが、左が正常、右がストレートネック。 赤ラインが頚椎のカーブ、青のラインが重心線です。
左の首の骨は生理的なカーブを描き、重い頭を首の骨で支えられる構造をしています。 右のストレートネックは生理的なカーブが無くなり、頭は首より前に出てしまいがちです。
ストレートネックでこのように頭が首よりも前方に出てしまうと、頭の重心線が身体より前に出てしまうことで、重い頭(約4~5kg)を首の筋肉で支えなくてはならなくなります。
それによって首や肩の筋肉が慢性的に緊張状態になってしまいますので、上記のような問題を出現させる引き金になります。
ストレートネックというのはサスペンションの無い車に頭が乗車しているようなものですがら、この状態が長く続いてしまうと、以下のような重大な問題を引き起こしかねません。
•頸椎ヘルニア
•頚椎症
•慢性的に繰り返す寝違い
【ストレートネックと背骨、骨盤の関係】
上記画像のように背骨を見ていただくと分かるように、骨盤の上に背骨がありその上に頭が乗っています。 このように、骨盤、背骨、首、頭と繋がっているのです。
ストレートネックの方は、身体の生理的カーブが崩れた状態が、ほぼ100%です。 そのため、ストレートネックという首の部分とは違う身体の様々な箇所が原因で症状が発症している可能
性は高いのです。
このように骨盤や背骨がゆがみ姿勢が崩れたことにで、各骨に付着した筋肉もゆがんだ骨格の代償として、正常な働きができなくなります。 特にストレートネックの場合首の骨にゆがみが
ありますので、首や肩周りの筋肉に対して影響を与えます。
また、骨盤や背骨にゆがみがあることで、内臓の位置にも影響を与えることから、ストレートネックの方は関係ないと思われがちですが、内臓も弱い方が意外と多いのです。
このように、ストレートネックの原因は全身のゆがみから影響が出ていることが、お分かり頂けるかと思います。 そのため、ストレートネックと診断され「首だけの施術を行う」のは実は危険
なことです。
ストレートネックとは身体のゆがみの結果として現れた症状の可能性が高いのに、原因を治さず、結果である首の牽引など行うと、靭帯を伸ばしたり、椎間板を痛めるなど、より悪化してし
まうケースが多いのです。
【ストレートネックを起こしてしまう主な原因として】
デスクワークなどで慢性的な姿勢の悪い姿勢を続けることで、骨盤、背骨の生理的なカーブが失われ、ストレートネックになります。 現代の社会病ともいえますが、長時間のパソコン作業
はもっとも代表的な原因です。 子供の長時間のゲームなども同様に、ゆがんだ姿勢を作る温床になりかねません。 また、意外と思われるかもしれませんが、過度の姿勢矯正をしている人
にも多く見受けられます。 姿勢を意識するあまり、いつも顎を引いている場合、首の自然なアーチが失われ、まっすぐになるだけでなく、首が逆カーブになってしまう場合もあるのです。
多くののストレートネックは「猫背」を起因しています。 背中が丸くなり、首が前に出た姿勢になってしまっているためです。 ご自身では気が付いていない場合も多いのですが、専門家から
言わせると猫背タイプというかたはよくいます。
【ストレートネックのチェック】
•猫背気味
•デスクワークの時間が長い
•座っていると首や肩がつらくなる
•首を後ろに倒すと痛い
•疲れると、頭が締め付けられるような頭痛がする
•写真を撮ると、首が傾いている
•肩の高さが違う
•手の長さが違う
※4つ以上当てはまる方は、ストレートネックの可能性が高いので、できるだけ早く専門院に相談ください。
首・肩の不具合、不調なら
志木クラニオ・カイロプラクティック整体院
048-474-4277