腰のヘルニアについて考える ~朝霞市・新座市・富士見市の整体院~|志木の整体「志木クラニオ・カイロプラクティック整体院」

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腰のヘルニアについて考える ~朝霞市・新座市・富士見市の整体院~

腰痛といえばヘルニアという言葉がよく出てきます。また、患者さんも病院でヘルニアと言われた・・・という

 

表現をよく使います。何となくは捉えているものの具体的にはどんな状態なのかよくわからない方も多いかと

 

思われます。今日はヘルニアについて考えてみたく思いました。

 

※ちなみにヘルニアという言葉は脱出という意味で腰椎だけに起こるものではありません。頚椎にも脳にも

ありますし、鼠径ヘルニアなんかは脱腸と言われます。

 

 

一般的に腰椎のヘルニアの場合大きく二つに分かれます。

 

少々無理がありますが饅頭に例えてみます。

 

①饅頭の皮(椎間板の繊維輪)に亀裂が入ってしまい、そこからアン(髄核)が飛び出してしまったもの、と

②饅頭の皮(椎間板の繊維輪)には亀裂が入らずアン(髄核)単体がが飛び出すことはないもののアンと皮が

一緒に膨れ出てしまったもの・・・・です。

 

①を脱出型といい②を膨隆型といいます。

ちなみに絵にすると以下になります。

 

※脱出型

 

脱出型は直接繊維林を突き破ってアン(髄核)が飛び出ている訳ですから、症状はかなり激しい一方その症状の

割には比較的早く(数ヶ月~1年?)症状が収まってくるとも言われています。

 

※膨隆型

膨隆型の方はビジュアル的には穏やかに見えるものの、グズグズダラダラと長引いて一向に改善が見られなく

 

感じてしまう事が多いとも言われております。

 

さらに、この大きな2分類のもと椎間板内のアンコ(髄核)が飛び出る位置の違いにより、またいくつかの分類が

 

あります。

 

外側性ヘルニア、内側性ヘルには、中心性ヘルニア、根下性ヘルニアなどです。

 

以下、見た目でも判断しやすく、話としても面白いので、外側性と内側性について考察します。

 

 

外側ヘルニアは脊柱管の外側部に飛び出ているので、非常に見逃されやすいヘルニアだそうです。
MRIで脊柱管内の神経の圧迫は全く受けていない事が確認できても、片側の下肢に頑固な痛みを訴える場合が
あります。
そのような場合、医師はMRIで脊柱管の外をじっくりと観察し、外側ヘルニアを見つけることがあるそうです。
進行すると腰痛に加えて同側の臀部から大腿後外側部へ放散する痛みが出る傾向がります。
これが「坐骨神経痛」と呼ばれるものです
ヘルニアが神経根の外側を圧迫すると、体は痛みを和らげるため、痛みと反対側に傾きます。
実際、このタイプはかなり多く、治りも比較的早いと言われています。
※外側性ヘルニアの位置
※体はヘルニアを避けようと右に傾きます。
内側性ヘルニアは、ヘルニアがが中心部に大きく突き出ているものです。神経症状が重く、にわかに排尿障害や
排便障害が発現することもあるそうで、この場合は緊急手術が必要になると言われています。
内側性ヘルニアでは神経根の内側を圧迫するために痛みから逃れるために体が痛む側へ傾きます。
※内側性ヘルニアの位置
※左に傾いた方が神経がヘルニアを避けられる。症状は左側

ところで、坐骨神経痛などはこのようにヘルニアのいたずらによるものもあるのですが、大半は筋肉や筋膜の

 

いたずらによるものです。

 

簡単に言うと筋肉や筋膜内の硬結(コリ)が引き金(トリガー)となって他の場所、部位に痛みを飛ばすという

 

ものです。詳細のメカニズムや分類・種類等はは省きますが、神経痛と同様の痛みを発するため、よく勘違い

 

されやすいものです。

 

レントゲンではわからないため、たまにお医者さんも椎間板が狭いというレントゲン画像から「ヘルニアでしょう!」と

 

言ってしまうこともあるようです。で、坐骨神経痛的な痛み発してるものですから「ヘルニアによる神経痛だと

 

思いますよ」と診断されてしまう・・・・・というようなことも現実よく起きていることだと思います。

 

実際、我々手技療法家達が症状を軽減させている坐骨神経痛の大半は実はこちらのものが多いのかもしれませんね!

 

 

※✖が筋内の原因部分&赤い部分が飛ばされた痛み

 

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