コラム
胆石はなぜできるのか?
ある日突然、胆石が原因で転げ回るほどの痛みを経験した人って
意外に少なからずいるのではないでしょうか?
胆石症は暴飲暴食やストレスなどが引き金となって起こる病気と言われてます。
自覚症状がない場合もありますが、一般的には右上腹部に激しい痛みを引き起こすと
言われてます。
それでは、何故、体内に胆石のような石状物質が出来てしまうのでしょう?
簡単に言ってしまえば、不要物を含んだ胆汁が時間をかけて石化するため、となります。
胆汁は肝臓で生成され、胆のうで保存される液体で、脂肪の消化吸収には欠かせない
消化液の一つです(胆汁酸、コレステロール、ビリルビン、リン脂質等々によって構成される)。
基本的なメカニズムですが、消化吸収には胆汁酸のみが使用され、あとは不要物として
体外に排出されます。
ところが、上記不要物が排出されず石化してしまうことがあるのです。これが痛みを伴う
胆石の原石(笑)という訳です。つまり、胆石は胆汁内の廃棄物が結晶化したもの、という
ことになります。