非常時は22トンもの力を発揮?
毎晩オリンピック観戦での寝不足が続いてしまいます。
日本は過去最多のメダル数だそうですね!男性の金メダルに関しては今のところ体操の内村選手しかいません。
今後の競技で男性の金が出ることを期待します。日本は非常に銅メダルが多いようですが銅という文字は金+同、
つまりは金と同等の価値があるのではないでしょうか?また、トーナメント競技などでは勝って取得するのは金と銅
だけです。とはいっても内村選手のお母さんではないですが、銀は金+良、金よりも良いメダルであるとも言える
訳でメダルに優劣はつけがたい、ということでしょうか。
さて、これから書く事は『金』の話しではなく『筋』のお話し。
人間の体には約400あまりの筋肉が存在しているそうです。オリンピックの各競技の要素を全て満たしていくべく、
『歩く』、『走る』、『曲げる』、『伸ばす』、『かがむ』、『持ち上げる』・・・・・・etc、
あらゆる動きを生み出していくのがこの骨格筋な訳です。骨格筋は関節をはさんで2つの骨の両側に対になってく
っついていて、一方が縮むともう一方が伸びます。これにより関節が曲がるというしくみになっています。
また基本的に骨格筋は受動的に伸ばされるということはあっても能動的に伸びるということはできません。
つまり筋肉は能動的に縮むということしかできない訳です。
ところで、件の骨格筋、実はかなりの力を生み出すことができるのです。
全ての骨格筋が出せる力を合わせると、何と約22トンにも達するそうなのです。
とはいうものの持てる力を常に出力し続けていると筋やそれを支える骨格自体が持たないので、普段は2~3割
程度の力しか出せないようリミッターが働くようになっているそうです。
ところが緊急事態、非常事態に遭遇すると、時にこのリミッターが外れ、持っている力を全て発揮できるように
なってしまいます。これがいわゆる『火事場の馬鹿力』もしくは『火事場のクソ力』と言われるものです。
古今東西この手の話は山ほど伝わっています。
火事で脱出不可能になり3階から飛び降りても全然平気だった60代の老婆、子供が人質になり、銃やナイフを顧みず
数人の強盗を撃退してしまった主婦、クマに襲われ思わずクマを絞め殺してしまった老人・・・・・etc
この火事場の馬鹿力、催眠療法や自己暗示などでも引き出せることができるようで、これに近い力を発揮して
ミラクルを起こしてしまいやすい人達が、いわゆるプロスポーツ選手、オリンピック選手ともいえるのでは
ないでしょうか?
オリンピック終了まであと少し、残った日本選手達が火事場の馬鹿力を発揮してくれること期待したいですね!