頭蓋仙骨療法~歴史と概要~
クラニオ(クレニオ)とは頭蓋骨、セイクラルは仙骨という意味なので、さしずめ頭蓋~仙骨療法という意味になります。
当初、施術者が外的圧力を加えることによって頭蓋仙骨系の関節の動きを改善し症状を和らげるという、バイオメカニクス(生体工学)アプローチに重点がおかれていたそうです。
しかし、近年になると、協調的刺激をを用いながら繊細なタッチでクライアント自身の自然治癒力の働きを促すバイオダイナミクスというアプローチも行われています。
クラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)の歴史は、1900年代初頭のDr.サザーランド(1873‐1954) のとある発見から始まります。
当時オステオパシーを学んでいたサザーランドは、解剖された頭蓋骨の縫合を観察して、側頭骨と魚のエラとの類似性に着目し、頭蓋骨と呼吸が密接に関係しているのではないか?という仮説を立てたそうです。
その後、自分自身や親類縁者への実験や検査を何度も繰り返し、癒合して固まっている頭蓋骨には
①呼吸に似た僅かな動きがあること
②頭蓋骨の呼吸的な動きは体液の循環と関連が有ること
という仮説として打ちたて、それに基づいて臨床を重ねていきました。
その後、サザーランドの弟子であるドクター・ローリン ベッカー(1910‐1996) らによって更に研究が重ねられ、1980年代迄にはドクター・アプレジャーらによるミシガン州立大学での研究によって実際に頭蓋骨が一定のリズムを持って動いていることが証明されました。
さて、クラニオセラピー(頭蓋骨調整法)は、身体を 自分自身の力で癒す自己回復能力(自然治癒力)にフォーカスして行われます。
このプロセスは、洗練されたやさしいタッチで&最小限の力にて、心地いい感覚を味わえるものである必要があります。
なぜならば、頭部及び顔面は非常に感覚が鋭く、また、頭蓋骨の中には大切な脳が入っているからです。
もしも、強い力で施術が行われてしまうと、脳が侵害されていると感じ、防御反応(ヒルトンの法則)が起こってしまう可能性があります。
ヒルトンの法則とは、異常な力が人間の筋肉に加わった時、脳はそれを侵襲・侵略されたと感じ、外的圧力からその部分を守ろうとして筋肉を固めて、過緊張状態にしてしまいがちになってしまうのです。
そのため、施術者の解放・圧迫の力が最小限にしか感じられない程度、頭蓋縫合にある受容器や自律神経系に侵害的と感じられないくらいの力で施術する必要があるのです。
その最小限のやわらかい圧によって、頭蓋骨を通して頭蓋骨レベル、膜・髄膜レベルでの癒着の解除、リリースが行われ、それに伴い脳脊髄液レベルの循環にまで影響が与えられます。
基本的に、最小限のごくやわらかい力での施術となるので、あらゆる年齢(幼児~ご年配)・性別 の方々にとって安全なもので、仰向けの状態での施術となるので、妊娠中の女性にとっても安全で無理なく受けられる治療法の一つでもあるという訳です。
現在クラニオセラピーは頭痛や肩こりを始めとして筋骨格系、自律神経系はもとより、メンタル系、さらには心理学系、エネルギー系への施術方法として広く応用されて普及しています。
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