皮膚について~ナゼ、垢やフケが出るのか?~
■2014/06/20
この時期になると肌がかゆくて、カリカリと擦ったり掻いたりしていると爪の中が垢で詰まって
しまう事ってありません(笑)
前日に風呂やシャワーでよく洗っていたとしても起こります。
私は汚いんだろうか?と、思ってしまいたくもなりますが、今回は、この爪に詰まってしまうもの・・・
即ち『垢』について(ついでにフケも)考えてみたいと思います。
皮膚は体を覆っているある種の膜で弾力性や耐水性に優れ、様々な感覚器を備えており、外界の
刺激から体内の組織を守っています。
ところで、この皮膚ですが、
①表皮、
②真皮、
③皮下組織
の3層構造になっており、①表皮はさらに
◆角質層
◆顆粒層
◆有棘層
◆基底層
からなっています。
皮膚の大きな働きですが、汗腺から汗を出すことによる体温調節です。暑い時は汗をかいて体温を
下げますが、寒い時には立毛筋が収縮し、毛穴や汗孔という汗腺の出口を塞いで体熱の拡散を
防ぎます。この時に毛穴が盛り上がるのが鳥肌です。
さて、本題ですがアカやフケとは一体何なのでしょう?
まず、アカですが、皮膚の一番外側、体の表面にある細胞が劣化・死亡により、剥がれ、汗やゴミ、
細菌などと混ざったものです。
一方、フケは古くなった頭皮、髪の毛の毛根から染み出る皮脂などが乾いて剥がれ落ちたものです。
極端な話、アカもフケも同じようなもの・・・体からならアカとなり、頭からならフケとなる、と捉える事が
ができるでしょう。
皮膚の深い部分では新しい皮膚がドンドンと作られ、皮膚の表面からは死んだ細胞がドンドンと
剥がれ落ちてきます。これにより皮膚は一定の厚さを保っているという訳です。
カイロプラクティックやオステオパシーなどの手技療法は体の代謝機能を正常化すると言われて
います。日々の健康維持・管理に利用してみるのもよろしいんじゃないでしょうか。
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