体温と健康について ~朝霞市 志木市 富士見市 新座市の整体~
以下の文章はTHS(トータルヘルスサポーターズ)の共有ブログになります。
今回の文責は中野カイロプラクティックオフィスの薬袋先生によるものです。
少しずつ街は春の気配が漂い、日々暖かくなってきました。
おっくうと思われる方も外に出る日が増えてくるのでは?春を満喫したいですね!
今年の冬は関東で大雪も降り、特に寒さを感じました。厚着で過ごした人も春の装いとなり、
体型を気にし始める頃。夏までにはと決意を新たにしている人もいるのではありませんか?
健康を維持しながらのダイエットって大事ですよね。
さて、健康が維持できるのは、体温が36.89℃(日本人平均値)に保たれているからです。
体温調節は、間脳視床下部の「体温調節中枢」が“司令部”の役割を果たしています。
“司令部”で設定された体温は「セットポイント」といわれています。私達の体温は、健康で
あればいつも37℃前後(体内酵素が活性化する最適な温度)に保たれています。
ところが、「セットポイント」が通常より高く設定されることがあるのです。
それは、
1、体内構造に異常が生じた場合(捻挫、脳内出血など)
2、生理学的異常が生じた場合(細菌が体内への侵入し風邪をひいたなど)
3、脳神経が異常な刺激を受けた場合(日常生活の中での興奮、ストレスなど)
等です。人体は「セットポイント」を上げることで、これらの問題を改善しようとつとめます。
「セットポイント」が、39℃に変更されると、次のように体温を上げています。
a 血管が収縮し血流を減少させ、体内の熱が体外に放出されることを防ぎます。
(プールに長時間入っていると体が冷え血管が収縮し、唇が紫色になった状態)
b 骨格筋がふるえ運動することで、熱を産出します。
(長くプールに入っていると、脚がつったり体が痙攣する状態)
c 体内の細胞の代謝を上げることで、熱を産出します。
(肝臓、筋肉等の代謝が上がることで産生される熱量も多くなります)
やがて身体の異常が解消すると、恒常性を維持するため「セットポイント」は37℃前後に
戻ります。(高い体温39℃のときに「セットポイント」は変わります。)
体温を下げようとするメカニズムは、
・血管の弛緩により血管を広げ、血流を促し体内の熱を体表で外気と熱交換する。
・汗腺の活発化によって汗を流し、体内の熱を気化熱として外に逃がす。
・骨格筋の弛緩によって熱の発生を抑える。
・体内の代謝を抑えることで、熱の発生を抑える。
身体では体温を変化させることで修復機能が働き身体を修復してくれます。
風邪をひき体温が上昇すると、”ふるえ”を伴った ”寒気”を感じることがあります。
そのような時は、冷やさないように衣服を重ね、熱い蕎麦掻きや飲み物などで身体を
温めるようにつとめ、体温を維持し、修復機能が充分はたらくようにサポートします。
また、体温上昇のピークを過ぎると放熱のため、汗をかいたりします。
汗を拭いたり着替えたりし、体温を維持し、修復機能が低下しないよう注意しましょう。
大事な体温は、主に食べ物を細胞内で分解することにより維持されています。
ところで、食べ物が分解される時に放出される熱量の何%が発熱のための使われているのでしょうか?
答えは、80%です。つまり80%は体温維持と発熱に使われ、残りの20%で生命活動をしているのです。
家計に例えると、実に80%が光熱費に充当されているということです。
ああ、何と人間は効率が悪いのでしょうか!(逆に、体温維持がどれだけ人間にとって重要なことか!!
そのため、無理なダイエットなどで栄養バランスが崩れると、体温の維持が難しくなり免疫力や修復力が低下してしまい、
・便通が悪くなる
・風邪をひき易くなる
・
切り傷の治りが悪くなる
・
冷え性などの原因となる
・各種の病気の原因となる
等々のような問題が発生しやすくなります。
長くなりましたが、体温を維持する重要性と、体温維持の源となる食べ物のバランスと量はとても大事ということが理解していただけると思います。
文章作成者:中野カイロプラクティックオフィス 薬袋 聡 先生
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