2012年6月

セミナー要点メモ(PALMS クラニオベーシック)

もう6回目くらいの再受講になりますが、PALMSクラニオ・ベーシック(CSW1)に行ってきました。

クラニアル系に関しては今まで随分と色々なセミナーに参加してきましたが、精神的なもの、

エネルギー的なもの、感覚的なものが比較的多かった中で、一番理論的で解剖生理学的なメカニズムも

詳細に解説されて納得のいくセミナーだったと思います。

 

csw山端先生.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

※山端先生と糸井先生

 

以下自分自身の復習のために要点をまとめてみました。

 

◎頭蓋の大きさの変化→脳脊髄液の産生と排出

第1次呼吸=脳脊髄液呼吸、PRM(Primary Respiration Mechanism)・6~12回/分

第2次呼吸=肺(横隔膜)呼吸

 

・拡張=吸気(Inhalation)

・収縮=呼気(Exhalation)

 

 

◎脳脊髄液の循環

CSFの産生  :側脳室(脈絡叢)→室間孔→第3脳室→第4脳室→第4脳室正中孔→外側孔→クモ膜下腔

CSFの再吸収:クモ膜顆粒→硬膜静脈洞(上矢状静脈洞)

 

 

◎後頭骨(occ)の右AI(前下方)における蝶形骨(sph)の動きのパターン

①蝶形骨の右捻転(右上方変位)に対して左側屈(左前方変位)

②蝶形骨の右捻転(右上方変位)に対して右側方(右サイドスリップ)

 

 

テクニックの要点(骨の動きを感じ取ろうとする意識が重要)

・基本的にはすべて『圧迫』か『減圧』である。
・5g圧で行われるものの稀に20g~30g圧もある。

 

 

◎第4脳室圧縮テクニック(CV4)

効果:自律神経機能の回復、体液促進、糖尿病、便秘、女性系疾患など

禁忌:脳の外傷、出血性の血管障害、重度な高血圧、脳腫瘍など

 

 

◎環椎後頭関節リリース

後頭骨~C1間の歪みや圧縮を解放し後頭骨のすぐ外方にある頚静脈孔の通りを改善する効果が期待できる。

 

 

◎静脈洞のドレナージュ(排出)

頭蓋から流れ出る(静脈洞を通り頚静脈孔を通過して)静脈血の流れを高めることを目指す。

最初の検査で頭蓋骨が固く硬直し弾力性を欠いている時に特に有効。

対象:直静脈洞、辺縁静脈洞、横静脈洞

 

◎頭蓋のランドマークについて・・・・・・以下

クラニオCSW1板書.jpg

 

ベーシックにおいては蝶形骨と後頭骨の動きがとても重要になりますが、3Dイメージで各骨の動きを捉える

のが難しく、毎回、初参加の方は大混乱しています(右捻転・左側屈&右捻転・右側方)。

また、捻転や側屈などの言葉が体幹部と違ってクラニオ独特の使い方をしますので、これもまた混乱を

助長するようです(笑)

EX.頭蓋の捻転(上下)は体幹部では側屈の動き&頭蓋の側屈(前後)は体幹部では捻転の動き

 

CGで見れば一発なのですが、そんなものないので、想像力が重要になります。模型があったりすると

わかりやすですけどね!私も22分割頭蓋モデルを購入してようやく蝶形骨と高騰骨の動きが自由に

描けるようになりました(~ω~;)))

 

 

 

22分割(舌骨がないので23分割ではない)モデルはクラニアル系をやる上で持っていて絶対損はない

と思います。

特に色付きでマグネットタイプの方が分解した時、初心者には組み立やすいです(左=完成形  右=分割状態)。                                                                     

頭蓋骨①.jpg頭蓋骨⑥.jpg

セミナー要点メモ(PALMSフルスパイン頚椎)

PALMSフルスパインセミナー(頚椎編)を再受講してきました(@目黒)。

 

以下、自分自身の座学的復習も兼ねて以下にまとめてみます。基本的には専門書に書いてあるようなこと

ばかりです。
 

 

ただ、カイロプラクティックは座学的知識と実際の技術を噛み合わせた上で多くの経験を重ねていかないと、

中々使いこなしていくことはできません。

インディケーターをクリアしていくシステム式メソッドカイロ(SOT アクティベータなど)は上記のくくりでは

ありませんが、やはりカイロとして重要なのはスラストだと思っています。

 

基本的な部分は本やノートを繰り返し読んだりしてるものの、まとめたり、書いたりという作業が、より自身の

理解を高めていくものだと思ってますので、敢えて自分自身のためにまとめてみます(笑)

 

 

Subluxationの条件

①Posterior・・・・・・・・・・・X-ray, Static, Motionにて

②Fixation・・・・・・・・・・・・Motion Palpationにて

③神経炎(神経症状)・・・ナーボスコープ、Static palpation、神経学的テスト(筋力テスト)にて

以上の三つが揃ってなければ矯正はしない。
 



 

脊髄圧迫

・脊髄圧迫は上部頚椎に多くでる。まれにC6辺りに見られることもある(頚膨大の部位ゆえ)。

・下部頚椎を矯正し頚椎の後弯を正しくすることで後頭骨下補正作用によるナーボスコープの針の振れが無くなる。

・脊髄圧迫は後頭骨~腰椎のどの部位にも起きる可能性がある。

腰椎辺りでナーボスコープの針が大きく振れる場合、上部頚椎に脊随圧迫が存在する時もある。

・脊髄の前方1/2は副交感神経繊維でできており、後方1/2は交換神経繊維でできている。

脊髄圧迫が最も多く見られる場所はC1(アトラス)である。

・アトラスサブラクセイションでの脊髄圧迫は例え側方変位で圧迫が生じてなくても、その側方変位の反対側に

 圧迫が起きる。

・アトラスリングの内部は側方変位の反対側の方が脊髄に近くなる。

例えばアトラス右前方変位による圧迫があると、腰部右側の筋肉が弱化→右側湾(左側屈)。

脊髄圧迫があると決めてかかり、ナーボスコープの片側のみだけ当てるやり方だと発見しやすい

 

 

 

C1の回旋と迷走神経

左右の迷走神経は頭蓋底から出てくるが、C1のTP付近を通るため圧迫を受けやすい。そのため重大な

影響が広範囲に及ぶことがある。これは迷走神経が内蔵に広く分布しているため。

 

C1の左軸転(ASRP ASLA)は左迷走神経に

C1の右軸転(ASLP ASRA)は右迷走神経に  影響をおよぼす。

 

 

◎C1アジャストをしても糖尿病にはあまり効果を発揮できない。



 

 

あとは実際の矯正のやり方の実技、実習でした。

 

 

 

AK(アプライドキネシオロジー)的やり方での椎骨変位の見つけ方など・・・。

 

ex.

患者仰臥位 舌を出して左に向けてもらう(目を開けさせ呼吸は止めさせない)。

インディケーター筋が弱化→左後頭骨の上方変位

 

ex.

右C1のTP部分に右手示指を触れてもらう→インディケーター筋が弱化→右C1の側方変位(右患側)?

次にC1のTPを前から後ろへ→弱化→前方変位?

 

続けて、患者に伏臥位になってもらう。

足の長さを見る(右側が短い可能性)→患者に顎を引いたり戻したり→より短くなったり、長くなったり→C1右患確定

※足が短い側にC1は側方変位する。

 

 

 

他にリコイルを使ったC1の矯正などをやりました。結構、膨大な量で再受講といえども満腹状態でした。

昼休み時間に妙にラーメンが食べたくなってしまい、結構ガッツリいきました。

 

 

 

ふぅ~、それにしても今日は疲れた。

 

セミナー要点メモ(MCC)

6月24日(日)、母校MCCの定期セミナーに参加してきました。講師は高見DC。今年で3年目になるこのセミナー、

今年のテーマはART(アクティブリリース)、ニューラルマニピュレーション、クラニアルです(あくまで、

高見先生の臨床経験といくつかの創意による技術=高見式であり、公式のものではありません)。

 

今日はARTの3回目でした。

 

ちなみにARTとは、

 

P.Mixhwl Leahy,DCによって開発されたもので、全身に600以上ある筋膜、筋肉、腱などの軟部組織の

障害に焦点を当て、急性と慢性の傷害の両方の結果として起こる徴候のリサーチが基になっています。

筋肉・筋膜の慢性的な繰り返し運動によって起こる傷や癒着などミクロ的なダメージ、硬縮などに対し

筋肉の動きを利用して機能障害・痛みなどを改善するテクニックです。

職業病からの痛み(肘痛、腰痛、肩こりetc…)あるいは、運動選手などに多く発生する痛み・機能障害を

効果的に改善します。

治療は、過剰使用症候群の起きているそれぞれの筋肉の機能を評価することを基本にしています 『』

とのことです。

こんな感じの技術です。→http://shugitube.blog134.fc2.com/blog-category-9.html ()    

 私私の撮影したものは諸処の事情によりUP不可のため、「カイロプラクティック・テクニック動画集」からの

抜粋になります。

 

 

 

さて、今回のリリース筋は前脛骨筋、後ろ脛骨筋、長母則趾屈筋、長腓骨筋、短腓骨筋、アキレス腱、足底筋膜、

腸腰筋、大腿筋膜張筋、中臀筋、梨状筋・・・でした。
 

ともすれば、ARTの実習はカウンターストレイン同様、非常に単調でこなしていくだけになってしまいがち

なので、前半は上記筋肉群に関連する膝関節、股関節治療に関する座学講義を行なっていただけました。

 

 

以下、記録のまとめです。

 

なぜ、膝関節、股関節にはモビリゼーションがよいか?

→軟骨を擦り合わせるとコンドロイチンが分泌されてくる。

ただし、膝関節と股関節では構造上の問題から治療法が違う。共通点は動かすという部分だけ(動かし方が違う)。

 

 

 

 

動かす意味

膝関節:軟骨のために動かす。軟骨を擦り合わせることで軟骨芽細胞を刺激する。

 →風呂の中でのヒールスライドなどがよい!

 →曲げる<伸ばす まんべんなく擦り合わせを行うためには膝裏の関節包を伸ばす必要があるため。

股関節:関節包&靭帯のために動かす。隙間を開けるために動かす(関節液を還流させるため)。

※構造上膝関節はゆるいため硬縮することは殆どない。しかし股関節はカツンとロックしてしまうことが多々ある。

 

 

 

 

変形性への対応

まず動かすこと  

→膝関節では軟骨を擦り合わせるため。

→股関節では関節包を動かして隙間を開けるため。

※基本的にどちらも関節液の循環をよくすることにより、軟骨の再生を促すのがその目的である。

 

 

 

 

特に股関節について

膝関節と比べてあまりにもそのメカニズムが違うので要注意!!センターに動脈が通っている(大腿骨頭靭帯内)

ため、急激な引っ張りに対しては縮みやすい。また、同様に関節渦部分のセンターに脂肪パット(滑膜に包まれ

ている)があり無理な圧迫や擦り合わせでペチャンコになりやすい。

 

ゆえに緩やかなトラクションと圧迫にて関節軟骨を刺激する!

また、股関節関連筋ビッグスリー(中臀筋・大腿筋膜張筋・梨状筋)と大腿骨頭を引き離す筋群(上下双子筋・

内閉鎖筋ほか)への刺激と調整が不可欠になってくる。

 

 

 

 

◎股関節の痛み

・股関節の中→変形性股関節症(OA) 疲労骨折、骨頭壊死

・股関節の外→関節唇、滑液包炎、筋の炎症

 

【見分け方】

疲労骨折股関節屈曲→内旋&外旋→どの位置でも痛む(恥骨・大腿骨頭部)

 

 

変形性&壊死→大腿骨頭部と膝外側が痛む(特に壊死)・・・・これは同一の骨分節(スクレロトームによる)の反応。

 

※ちなみに筋分節はミオトーム、皮膚分節はデルマトーム。日本ではデルマトームばかりが優先されている、とのこと。

 

 

関節唇→動かすとピンポイントで痛みが出る。

 

 

滑液包炎&筋炎症→筋力検査(腸腰筋)、その後脱力させ患部を押さえる

①筋炎症の場合・・・・・・筋力検査=陽性    脱力させ患部を押さえる=陰性

②滑液包炎の場合・・・・・筋力検査=陽性    脱力させ患部を押さえる=陽性

 

 

 

以上、あとはARTの実習でした。明日はPALMSフルスパインのセミナーです。しかし、この歳になって何故か

勉強することが楽しくて仕方ありません。

もっと若いうちに勉強しておけば・・・・と今更ながら思ってしまいます。

 

 

 

整体ボランティア・福島へ

 

整体ボランティア.jpg

 6月17日(日)、福島県いわき市へ整体ボランティアに行って参りました。

実は今回で2回目、いわき市の皆様方に施術を受けていただき、

カラダと心を癒していただけたら・・・というのがその目的です。

 

仲間の治療家や整体師達で作ったトータルヘルスサポーターズ

という団体の活動の一環として、これからも定期的に行われる予定です。

 

 

福島県いわき市でNPCバレエスクールを主宰されている八木沼剛先生のご協力のもと(会場はこのバレエ教室)、

バレエ教室の生徒さん達が近隣の住民の方達にお声掛けを していただき、今回は44名の方達が集まって

くださいました(前回は36名)。



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こちら側は私以外には

オリーブの木カイロプラクティックの梶原先生、

瑞穂カイロプラクティック整体院の海老原先生、

たかQカイロプラクティックセンターの高久先生、

高洲カイロプラクティック整体院ONEの高田先生、

糸井カイロプラクティック・オステオパシーオフィス西東京の糸井先生、

千葉県市川市を中心に出張整体をやっておられる岡原先生ほか


・・・・・・・・・という布陣でした。

 

 

あくまで慰安目的で行われているため、スペシフィック(限定、限局的)な手技対応ではなく、

全身リラクゼーション的対応が求められました。

そのため、苦労されている先生方も見受けられました。

 

でも、全体的にはつつがなく、よどみなく流れていき、近隣住民の方達にも充分御満足いただけたようです。

 

次回は9月にまた、参加させていただく予定です。

 

整体ボランティア②.jpg

 

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